2019-01-01から1年間の記事一覧

『「死ぬんじゃねーぞ!!」いじめられている君ゼッタイ悪くない』(中川翔子)を読んで

靴を隠された時に、先生からローファーを手渡され、「わかってくれた‥」「先生が犯人のグループに注意したり、叱ってくれるかもしれない」と思っていたら、その先生から「中川、こないだのローファー代、早く払ってくれないかな」「は?!」という話は、こん…

長野県人権教育リーダー研修会に参加(8月29日9月2日)

「同和教育がめざしてきたもの、人権教育がめざすもの」という演題で午後の分科会の講師をつとめました。自分自身が差別をするかもしれないそういう自分であるという認識と、それでも差別は絶対になくしたい思いがある人間であるという立場から話しました。 …

8月31日「いじめについて考えてみよう」(長野市子どもにやさしいまちフォーラム)の勉強会に参加

「長野市子どもにやさしいまちフォーラム」は、「市にかかわるすべての子どもたちにとって住みやすいまちいいになってほしい」という想いから2017年に発足した団体です。「いじめについて考えてみよう」というテーマで話し合う前段に、私清水から話をさせて…

伊波敏男さんがSBCラジオ「里枝子の窓」に出演

8月31日(土) 16:00~ SBC ラジオ「理枝子の窓」の番組で、伊波敏男さんが広沢理枝子さんと対談します。お近くの方にもお知らせ頂ければ有難いです。

「82年生まれ、キム・ジョン」ともろさわようこさん

仕事の合間に『82年生まれ、キム・ジョン』を読んでいます。8月9日の信濃毎日新聞にこの本を翻訳した斎藤真理子さんが、もろさわようこさんについて語っている記事がありました。「自分が歴史的、社会的にどこにいるかを客観的に見定めること。もろさわさん…

『あけぼの』改訂委員会で検討されたこと

8月23日(金)に、長野県内の人権教育・同和教育の副読本として使われている中学生版『あけぼの』の改訂委員会を開きました。次のことを検討しました。4月には新しく進化した『あけぼの』が県内の中学校に届くはずです。 ・人権3法(障害者差別解消法・ヘイ…

『鬼女紅葉』(柴田道子作)について

8月7日の人権リーダー養成講座で、韮澤さんが『鬼女紅葉』(柴田道子作)について紹介していました。この本を置いている図書館は少ないようですが、同推協には1冊残っています。お盆休みに読んでみました。最後の「維茂(これもち)軍には恐ろしい鬼女のすが…

長野県同和教育推進協議会の目的や活動内容について

先日、長野県内の方から、このブログを見て、長野県同和教育推進協議会がどんな団体なのかしっかり発信できる体制をつくってはどうかというご指摘を受けました。その通りです。ブログを見ていただいたことに有難く感謝しつつ、すぐホームページは始められず…

人権リーダー養成部落問題講座に参加 その2

第2講 「大切な部落を知(識)る」~問われ続けること、問い続けること~」 講師の島田さんの資料には『部落差別は単に個人の心の問題として片付くものではなく、社会意識としての差別意識としてみる必要がある。その意味で同和教育は社会を変えていく教育で…

人権リーダー養成部落問題講座(NPO法人 人権センターながの主催)に参加(8月7日~9日)その1

毎年充実した内容の講座です。今年は2日と半日参加することができました。 8月7日 第1講 「柴田道子『被差別部落の伝承と生活』から」~いま差別とヘイトに抗するために~ 講師:韮澤元同推局長 ちくま文庫の巻末に掲載されている横田雄一さんの解説文から…

来年度の全国人権・同和教育研究大会は新潟・上越です

本日2日、来年度開催の新潟大会の上越市教委の担当者の2名の方、大会実行委員長さん、新潟県同和教育研究協議会の会長さん、合わせて4名の方が、長野県同推協を訪ねてくださいました。長野県同推協の状況を説明したあと、県教育委心の支援課、長野市教委、人…

全国人権・同和教育研究大会(三重大会)の案内発送

第71回全国人権・同和教育研究大会は、11月30日、12月1日に三重県津市で開催されます。その案内通知を、市町村教育委員会や関係団体、個人へ送付する作業を行いました。2016年に制定・施行された人権3法(障害者差別解消法・ヘイトスピーチ解消法・部落差別…

次の企画は、9月30日長野県同和教育研究大会

7月27日に信州夏期人間大学を終え、次に9月30日に予定している第43回長野県同和教育研究大会の準備を始めています。内容は下記のようになりますが、もう一つ盛り込めないか検討中です。 ・場所:長野県総合教育センター ・日時:9月30日(月)13:00~16:40…

7月27日夏季信州人間大学開催 57名参加

夏季信州人間大学は事務局員も含めて57名参加の研修会となりました。参加の皆さんからの感想を少し紹介します。(濃密な内容と時間の中で、よく感想を書いてくださったと思います。)〇野田さん(森上小)の実践発表「学校全体で部落差別問題と向き合う取…

ハンセン病問題についての教育・啓発

本日24日午前、ハンセン病元患者家族訴訟の原告団と首相が面会しました。首相談話には、「患者・元患者やその家族が置かれていた境遇を踏まえた人権啓発、人権教育などの普及啓発活動の強化に取り組みます。」とあります。原告団長の林力さんからも「社会の…

7月27日(土)夏季信州人間大学

夏季信州人間大学の日程は次のとおり。40名~50名の参加になりそうです。 〇日時 2019年7月27日(土)10:00~15:30〇場所 長野市中央隣保館(〒380-0928長野市若里1-19-5)〇参加資料代 1人500円( 当日受付にて)〇内 容(1)午前の部 ア 開会行事 (10:00…

7月18日に長野朝鮮初中級学校を訪問

同推協(長野県同和教育推進協議会)では、現在、2020年4月の刊行に向けて、『あけぼの 人間に光あれ』(生徒・社会人向け)の改訂作業を進めています。 昨日は、朝鮮初中級学校の生徒さんの作文を是非『あけぼの』に載せたいというお願いに伺いました。…

「典型的なヘイトスピーチ」(法務省作成)から

法務省は、ヘイトスピーチの典型を地方自治体に提供していますが、地域社会から排除することを扇動する言動として、「〇〇人はこの町から出ていけ」「〇〇人は祖国へ帰れ」等も示されています。これは、トランプ大統領の発言だけではなくて、子どもたちの日…

「主戦場」を観て 

文芸春秋6月号「特別寄稿 猫を棄てる」で、村上春樹さんが「どのように不快な、目を背けたくなるようなことであれ、人はそれを自らの一部として引き受けなくてはならない。もし、そうでなければ、歴史というものの意味がどこにあるのだろう?」と書いていま…

7月13日 全国人権教育研究協議会 (大阪市立中央区民センター)

進路保障担当者会に参加しました。就職採用選考時における問題事例について情報交換をしました。 それぞれの都府県の資料には、問題事例がたくさん報告されていました。(・本籍・家族・購読新聞・愛読書・尊敬する人・色覚等) 高校生自身が差別的な質問と…

長野県の県立高校入試 願書の性別記入廃止のニュース

7月12日の朝刊に、性的少数者への配慮で、2020年度県立高校入学者選抜から、願書にあった性別の記入欄を廃止すると決めたそうです。 生徒の人権を考えるなら教員の人権はということで、長野県の教員採用試験の申込用紙を見ると、(男・女)のどちらかに…

『被差別部落の伝承と生活』読み合わせ会

7月10日18:30から千曲市の人権ふれあいセンターで『被差別部落の伝承と生活~信州の部落・古老聞き書き~』(柴田道子著 ちくま文庫)の読み合わせ会があり、若い先生から年配者まで15人程の有志が集まりました。戌の満水(寛保の洪水1742年)での被害…

充実していた北信地区人権教育研修会

7月9日、飯綱町民会館で、県教育委員会北信教育事務所主催の北信地区人権教育研修会がありました。午前中は、「みんな違ってみんないい~性の多様性を考える~」という演題で、当事者の方と支援活動をされている方の講演。「言葉を知るのは大事だけれど人を…

ジェンダー意識取り込んだ実写版「アラジン」

7月5日の朝日新聞に『実写版「アラジン」ヒットの理由』という記事があり、6日に観に行きました。 今回のジャスミンは、主体的に行動する女性。最後は民衆のために国王になります。ジャスミンは、自分の言葉で、衛兵に悪の国王ジャファーの指示に従わないよ…

東日本研究集会2日目 第2分科会「同和教育の実践と課題」

7月5日、第51回東日本研究集会2日目 第2分科会「同和教育の実践と課題」 第2分科会場入口で、『あけぼの』(長野県同推協発行)の販売を行いました。「子どもが小学生になったので」と小学校低学年向けを手にするお父さんや、「この教材使ってみたがとても…

第51回東日本研究集会に参加

7月4日から5日まで群馬県みなかみ町で開催の部落解放第51回東日本研究集会に参加しました。「ヘイトスピーチ解消法施行3年~現状と課題」と題して弁護士の師岡康子さんの講演がありました。ヘイトスピーチが社会に知られるずっと以前から危機感をもって活動…

7月13日(土)長野ロキシーで「主戦場」上映開始

朝日新聞(7月3日)に、映画「主戦場」について池澤夏樹さんの文章がありました。「当面の課題は日本の若い人たちの無知と無関心」「2006年の教育基本法改正以来、教科書はこの件を扱うことを避けるようになった。」という言葉が目を引きました。長野では13…

6月28日 ハンセン病家族訴訟判決

判決に関わる新聞記事を読んでいて、心に残ったのが、原告団長の林力さんが、教師として被差別部落の子どもたちと交流を始めて「差別にあらがう人たちの突き抜けるような不思議な明るさを見て、父の存在を隠し続ける自分を恥じた」という言葉です。(朝日新…

6月30日、斎藤洋一さんの講演会「部落差別は今どうなっているか」~「解放令」から150年の歴史をふり返りながら~

長野県人権啓発センター(県民文化部人権・男女共同参画課)企画の斎藤洋一さんの講演会がありました。参加者約120人。(7月1日信濃毎日新聞に記事があります。) 島崎藤村の被差別部落の人たちにむける眼差しだけでなく、『破戒』を批判した高野辰之の「…