マセソン美季さん「やさしさに頼らず人権尊重を」

 『あけぼの 人間に光あれ』のはじめのほうのページに「人権ってなんだろう? 人権と思いやりは何が違う?」という資料があります。どう、学校現場に発信していくか、改訂員会で悩んだ資料です。そのヒントになる記事に出会いました。

 8月21日信濃毎日新聞の「共生社会の実現」についての記事で、マセソン美季さんの言葉が目に留まりました。(長野冬季パラリンピックのアイススレッジスピードレース金メダリスト)

 「心のバイアフリー」という言葉も、日本ではどうしても「思いやりで手を差し伸べましょう」というふうに聞こえてしまう。移動の自由は基本的な人権です。優しさに頼らず、人権を尊重する意識が必要です。