一校一国運動の財産とするべきものは大切にしたい

  6月29日の信濃毎日新聞に、長野五輪パラリンピックで一校一国運動を提唱された小出博治さんがご逝去された記事とともに、三本柳小の一校一国運動のことも載っていました。一校一国運動が始まった当時、会議に出席していた三本柳小の校長先生は、なじみの薄いボスニアヘルツェゴビナが相手国と決まった時に、学校へ帰って先生たちに何と説明しようか悩まれたとお聞きしています。しかし、三本柳小の千葉先生をはじめとする先生たちが子どもたちと取り組んだボスニアヘルツェゴビナへの支援と学習が、地雷撤去の活動とつながり、現在の三本柳小とルワンダとの交流に結びついた経過があります。長野五輪パラリンピックでは、ホワイトスノー作戦など現在の課題につながることも起きましたが、平和と人権に関わる財産は大事にしていきたいと思いました。