2020-01-01から1年間の記事一覧

11月11日(水)上田市立西内小学校訪問

高学年用『あけぼの』にある「おらあ、学校行きてえ」は、道徳の時間に1時間扱えばいいという教材ではありません。社会科の学習等の積み重ね、そして、学級内の人間関係やいじめ等の課題など、子どもたちの生活も見つめながら学習を進める必要があります。し…

11月7日(土)実践検討会

富田さんの実践報告を聞いて、解放子ども会員の思いや願いと、教師がどう向き合うか、思考停止にならずに考え続けることが大事だと思いました。 「浅間の見える村で」(1980年製作)の上映もありました。今見て古いという印象はなく、本質にさっと入り込める…

11月6日(金)上田市立東小学校訪問

一人一人の子どもたちを人として大切にする姿勢が、授業づくり、言葉がけに、感じました。人権尊重の視点に立った学校づくりの図が校長室に掲示されていましたが、先生たちの姿勢、在り方そのものになっていると感じました。 今の先生たちは、一人一人子ども…

11月5日(木) 道徳の教科書とハンセン病問題

「ハンセン病家族訴訟 判決文」には、「すべての児童生徒に対し、…ハンセン病についての正しい知識を教育するとともにハンセン病の家族に対する偏見差別の是正を含む人権啓発教育が実施されるよう、教材の作成、教育指導の方法を含め適切な措置をとるべきで…

11月4日(水)西条小学校で講演「ハンセン病問題と新型コロナウイルス」

PTA研修会で次のような話をしました。 「今年から長野市で使われている道徳の教科書5年生には、「ハンセン病問題」が「公正・公平な社会を目ざして だれもが幸せになれる社会を」という教材名で掲載されています。ですから、今年の5年の子どもたちからは…

10月31日(土)「ちむぐりさ 菜の花沖縄日記」長野ロキシーで上映開始。

石川県生まれの坂本菜の花さんは、中学校卒業後、沖縄のフリースクール「珊瑚舎スコーレ」に進学します。真っすぐな15歳の目で沖縄の姿を見ることができました。「珊瑚舎スコーレ」は、若者が学ぶだけでなく、戦争によって学ぶ機会を奪われたお年寄りたちの…

10月29日(木)歴史学者の加藤陽子さんについての記事 そして、アウティングについての記事

10月29日(木)朝日新聞の斜面に歴史学者の加藤陽子さんの言葉が紹介されていました。「戦争の反対語は、歴史を読み、学ぶ人が(地域に)いること」。 同じ10月29日(木)信濃毎日新聞に「本人の許可なく性自認を暴露 性的少数者の25%被害」という見出…

10月28日(水)上田市立第二中学校訪問 ハンセン病問題の話

伊波敏男さんとの出会いがあってハンセン病問題について学習を開始し、生徒たちが草津にある栗生楽泉園へ初めて訪ねるという取組を始めた中学校です。1年の生徒さんたちが一生懸命話を聞いてくれたのがありがたかったです。

10月25日(日)  映画「瞽女GOZE」公開

少し前に長野ロキシーで先行上映されましたが、また公開されることが信濃毎日新聞にありました。10月30日から飯田センゲンキシネマズ、11月13日から岡谷スカラ座、同20日から長野千石劇場で上映されます。

10月25日(日)  クリオン虹の基金総会

クリオン虹の基金の総会がオンラインで開催されました。 伊波さんのお元気そうな姿を見ることができました。伊波さんは、学校の中で、子どもたち同士のコミュニケーションが十分にできない現状をとても憂慮していました。子どもたちの成長にどんな影響を及ぼ…

10月13日 小諸市立東中学校訪問 11月7日開催予定の実践検討会について

小諸市立東中学校の早川校長先生を訪ねました。11月7日開催予定の実践検討会について、説明と協力のお願いをしました。 また、新型コロナウイルスをめぐる状況の中で、校長先生をはじめ先生たちが、子どもたちのために様々な御苦労をされていることがよくわ…

10月9日(金)保科百助の話

西内小学校で保科百助について話した際、何冊か刊行されている本の記述をもとに、「保科校長をよく思わない村民もいたことから、校長をしていた学校を去ることになったけれど、村誌を編さんする際、村の教育に貢献した教育者として保科百助だけが紹介される…

10月7日(水)上田市立西内小学校訪問

児童生徒に関わる教職員の不祥事について、いじめをなくす取組について、言葉にあらわれる人権感覚小学校高学年の『あけぼの』の教材について話しました。特に、保科百助についてという要望があったので、小学生向けの資料も届けました。先生たちが、人権同…

10月2日(金)人権教育・啓発研究協議会及び長野県人権教育リーダー研修会

「ハンセン病問題 ~みんなが当時者~」という演題で、伊波敏男さん、長野県出身の療養所の方との交流について話をしました。 その時の原稿を「クリオン虹の基金」のHPに公開しています。 https://rainbow-culion.net/

10月1日「あけぼの 人間に光あれ」改訂版の原稿できてきました その1

「あけぼの 人間に光あれ」改訂版の原稿づくりにこの3か月かかりきりでブログが止まっていました。まとめて、掲載になります。 「あけぼの 人間に光あれ」2021年4月に発行します。人権3法(障害者差別解消法、ヘイトスピーチ解消法、部落差別解消推進法)制…

第72回全国人権・同和教育研究大会(新潟大会) 開催日決定

第72回全国人権・同和教育研究大会 1 期日 2021年11月13日(土)14(日) 2 会場 開会行事:上越文化会館大ホール 分科会:上越市及び妙高市内公共施設(21会場) 新潟県実行委員会事務局では、感染症対策を講じた運営 方法等を検討しながら、準備を進め…

菊池寛の小説「マスク」がウェブ公開中

「スペイン風邪」が流行った時代、 やはり、他人を気にしながらマスクをつけ、つけいない人には非難の眼差しを向ける雰囲気が今と同じです。 暑さのために、みんながマスクを外すようになったとき、作者は、一人だけ黒いマスクをする男に憎悪を感じます。自…

「自分を大切に。ほかの人も大切にできます。」(山田倫太郎さんの言葉)

8月31日の信濃毎日新聞に、山田倫太郎さんが18年の生涯を閉じたことが載っていました。私は箕輪町の小学校で教頭をしていた時に、倫太郎さんの入学の前後に関わりました。おじいちゃんをはじめご家族の前向きで温かな雰囲気を今も思い出します。記事によると…

「救いがあったら、大人は安心してしまう」

「子どもたちをよろしく」の映画の救いのなさがずっと心にひっかかっていましたが、この映画のプロデューサーの寺脇さんの言葉に出会いました。「(作品に)救いがあったら、大人たちは安心してしまうでしょ。『誰かがやってくれる、スーパーマンのような先…

「安心して感染したい」

8月24日の天声人語に、ある5コマ漫画につけられた題として「安心して感染したい」という言葉が紹介されていました。本当にそうだよなーと思う言葉です。

現代の貧困は「見せない貧困」

8月12日信濃毎日新聞に「八月のひかり」著者中島信子さんが、狛江市のフードバンクの代表者の言葉を紹介しています。「現代の貧困は見えにくいのではなく、『見せない貧困』なんです。」子どもたちは、貧困を恥じ、隠そうとしている‥。

8月8日 第8回子どもの姿を語る会

德永さんの報告。ある児童から「先生って、友だちを傷つけたり、いじわるしたりした時に、すごい怖い顔になるよね。やばいよ」と言われたことを話された。私は、いじめを許さない毅然とした姿勢が子どもたちに伝わっている話かと思ったら、違っていた。德永…

「フェアな登用 国の力になる」

( 1ヵ月ぶりのブログ更新です。『あけぼの』の教材作りで苦戦していました。ブログの原稿をまとめて載せます。) 『あけぼの』にSDGsの目標「ジェンダー平等の実現」の教材を入れようと考えているのですが、なかなか進まなくて、難儀しています。信濃毎日…

NHK BS1「三島由紀夫と川端康成 運命の物語」

深夜(8月1日1:15~)になりますが、NHKBS1スペシャル「三島由紀夫と川端康成 運命の物語」の再放送があります。伊波敏男さんも出演します。伊波さんは、少年時代、沖縄のハンセン病療養所を防護服無しで訪れた川端康成さんと運命的な出会いをします。…

上田市立東小へ訪問 追記

先日、上田市立東小へ授業を見に行ったのですが、廊下で手洗いをしていた一人の女の子が、最後に蛇口に向けて水を少しかけて教室に戻っていく姿がありました。ニュース等で大人の世界の汚いいざこざを見ていると、さりげない一瞬の所作でしたが、子どもたち…

7月22日上田市立東小学校訪問

2年生と6年生の授業を見せていただきましたが、友だちの話を聞く姿勢など人権尊重の視点に立った学級づくりがされていると思いました。 6年生は道徳で、「手品師」の資料で学んでいました。子どもたちが、自分と相手のことを一生懸命考えて判断していく過程…

「瞽女(ごぜ)」テーマの油彩画展

7月10日の「あけぼの」改訂委員会で、広沢里枝子さんが「最後の瞽女」と呼ばれた小林ハルさんと出会った資料が紹介され、気になっていたら、12日の信濃毎日新聞に、妙高市「道の駅あらい」にある「くびき野情報館」で、画家渡辺等さんの「瞽女をテーマにした…

映画「子どもたちをよろしく」を観ました

『あけぼの』の資料作りが忙しい中でしたが、長野ロキシーでの上映が7月10日までということで慌てて行きました。 自分も中学生の「稔」のように、少なくとも人間らしい側に立っていたいと思いました。「子どもたちをよろしく」の「よろしく」が自分に向か…

「国越え 関係結ぶために」(信濃毎日新聞 6月29日)

信濃毎日新聞「記憶を拓く」取材班が、歴史問題などで日本との対立を深める韓国、そして世界の人々と国を越えて関係を結ぶために立つべき「5つの出発点」をまとめましたことが本日一面記事にありました。4つ目「対話に歴史を持ち出すことを恐れない」、5…

2020年度研究会等の中止について

今年度開催を予定していた研究集会は、集会の準備期間や規模を考慮し、開催の可能性を検討してきましたが、中止の決定が続くことを申し訳なく思います。 新型コロナウィルスをめぐる状況の中で、差別や偏見が社会に顕在化しているこの時に、是非話し合う場を…