7月22日上田市立東小学校訪問

 2年生と6年生の授業を見せていただきましたが、友だちの話を聞く姿勢など人権尊重の視点に立った学級づくりがされていると思いました。

 6年生は道徳で、「手品師」の資料で学んでいました。子どもたちが、自分と相手のことを一生懸命考えて判断していく過程そのものが誠実な姿だったと思いました。

 「手品師」の教材について、先生たちに次の話をしました。社会を構成する一人として、手品師と男の子の話を、貧しくも清い美談でとどめてよいのか?貧しくとも心は豊かに生きられる。それは、個人とすれば素晴らしい生き方に違いないが、陰のカリキュラムとして、現実の格差社会の仕組みには不満を持たず改善しようとせずに、幸せに生きる道もあるよと教える装置としての教材とにならないようにしたい。