7月13日 全国人権教育研究協議会 (大阪市立中央区民センター)

 進路保障担当者会に参加しました。就職採用選考時における問題事例について情報交換をしました。

 それぞれの都府県の資料には、問題事例がたくさん報告されていました。(・本籍・家族・購読新聞・愛読書・尊敬する人・色覚等)
 高校生自身が差別的な質問と感じた事例にも驚きました。(・血液型・尊敬する人物・出身中学校・あなたにはいじめられるような性格があるか・〇〇高校にはどのような生徒がいるか・彼女いますか等)

 また、「2020年1月にハローワークシステムの大幅な更改が行われ、新規高卒・大卒等求人票の記載項目について見直しが予定」され、各都道府県労働局と学校側が協議して積み重ねてきた運用が生かされていない部分が多くみられると、いち早く対応を始めた県から報告がありました。文部科学省の対応はこれからのようです。今後大きな問題になる可能性があります。
 長野からは、不採用等の事態に至らないと違反事例が伝わりにくい傾向があることと、来年度から高校入試の願書から性別記入欄が廃止になることを話しました。