『あけぼの 人間に光あれ』(中学生版)の改訂作業

『あけぼの 人間に光あれ』の改訂委員会がしばらく開けないので、メールや電話を使って、資料掲載について、あちらこちらにお願いしていました。 『江戸商売図絵』(中公文庫)にある「春駒」「万歳」「猿廻し」の絵がわかりやすいので、著者の三谷さんのご…

「弱気を助ける 今こそ教育の力」

朝日新聞4月23日に掲載された渡辺えりさんの文章は、学校の先生たちを勇気づける内容です。「差別や偏見のない自然で正常な物の見方を定着させる力は教育であろう。教師という職業が最も大事な仕事であることをコロナウイルスにおびえる今だからこそ改め…

子どもたちに語るための準備を

文部科学省の「いじめの防止等のための基本的な方針」には、子どものいじめの背景として次の文章が載っています。 「大人社会のパワーハラスメントやセクシュアルハラスメントなどといった社会問題も,いじめと同じ地平で起こる。いじめの問題への対応力は,…

新型コロナウィルスをめぐる状況に対応しつつ‥

長野市中央隣保館が本日4月15日~5月6日まで閉館となりました。同推協の常任委員会や委員会を計画していましたが、書面表決の方法を検討しています。 学校現場の先生たちからは、学校へ休み中の宿題をとりにきた保護者が担任とたくさん話したがっている…

2020年度の長野県同和教育推進協議会(県同推協)の事務局の勤務体制

2020年度の長野県同和教育推進協議会(県同推協)の事務局は、基本的に土・日と祝日を除き、月~金は9時30分~16時30分まで開いていますが、通常は一人体制です。出張等で不在の時もありますので、メールやファックスもご利用ください。事務局長は今…

2020年度に限りDVD1本3,000円を2,000円で販売します

長野県同和教育推進協議会(同推協)では、2020年度に限り、DVD1本3,000円を2,000円で販売します。同推協事務所の年度末移転にともなう在庫整理のためです。DVD5本セット購入の場合は8,000円とします。2020年度限りです。(送料別途)①DVD「赤の他…

全人教全国大会に向けて実践検討会(3月28日)

コロナウィルス対応で、窓を開けての会合となりましたが、熱い思いを聞き合いました。解放子ども会の子どもたちの思いにどう応え、考え、行動していくか、自らに問う貴重な時間となりました。子ども会委員を支える家族、地域の豊かさを語って伝えていくこと…

「「恐れ」に煽られぬために」(ブレイディみかこさん「欧州季評」朝日新聞3月12日)を読んで

英国の公立中学校に通っている息子さんが「『学校にコロナウィルスを広めるな」って言われた」という話から始まります。息子さんの後の話がまた素晴らしい。 最後の「人々は日常の中でむき出しの差別や偏見にぶつかり、自分の中にもそれがあることに気づき、…

リバティおおさか(大阪人権博物館)6月1日から休館です

感謝の気持ちを込めて5月20日~28日まで入館料無料だそうです。 部落差別解消推進法をはじめ、障害者差別解消推進法、ヘイトスピーチ解消推進法、アイヌ施策推進法などが施行されたように、差別と人権に関する課題はますます重要となる状況の中で、今まで以…

ハンセン病市民学会全国交流集会in長野は10月3日4日に延期

今年5月16日、17日に開催予定だった「第16回ハンセン病市民学会全国交流集会in長野」ですが、開催地実行委員会・運営委員会で検討し、10月3日、4日に延期する決定をしました。

虐待への対応について

子どもの人権にかかわることなのに、学校からの発信がほとんどないものに、虐待への対応があります。三本柳小学校のHPには、学校いじめ防止基本方針とともに、虐待対応マニュアルのページがあります。文部科学省研修教材「児童虐待防止と学校」を基に作成…

「『上意下達に違和感』教育長が一石」の記事(3月3日朝日新聞)

学校への休校要請のニュースに気持ちを動揺させながら、ここ数日 『あけぼの』改訂に向けて、ハンセン病問題、満蒙開拓、道徳の教材等に関わる作業を進めていました。「何か変だ、とても重なる。」と感じていたら、池田町の竹内教育長の「上意下達に従った方…

信濃教育会を訪問(2月27日)

県同推協永池会長と事務局長の私清水が信濃教育会の後藤会長を訪ねました。ハンセン病市民学会全国交流集会in長野、上越市を中心に開催される第72回全国人権・同和教育研究大会、『あけぼの』への教材掲載等について説明やお願いしたあと、学校への休校要請…

ハンセン病市民学会全国交流集会in長野の延期の可能性

今年5月16日、17日に開催予定のハンセン病市民学会全国交流集会ですが、延期を検討しています。来週初めに現地実行委員会で決定します。

2月27日長野県立歴史館の福島学芸部長を訪問

信濃毎日新聞9月18日に「しなの歴史発見」に長野県立歴史館学芸部長の福島さんの文章が掲載されていました。「長野県の満州移民」について学ぶこと、足元の信州の歴史を学ぶことで「戦争がなく人権が尊重される、よりよき未来を語れる主権者となってほしい。…

2月28日開催予定の長野県同和教育推進協議会委員会中止

2月28日に予定していました同推協第2回委員会ですが、新型コロナウィルスの関係で各団体の中心になって対応されている委員の方が多いことを考慮して中止とし、 26日のうちに構成団体の委員の皆さんへ連絡しました。

信州教育と道徳教育

信濃教育会報第1057号(1月15日発行)にも、後藤会長の挨拶が掲載されていました。道徳教育への会長の教師としての強い思いが語られています。長野県の先生は必読です。「現場の先生たちが主体的に考え、自分たちが信じるところ、求めてやまないとこ…

信濃教育会から「満蒙開拓平和記念館」への寄付

信濃会報第1054号(10月15日発行)に、後藤正幸会長の挨拶が掲載されていました。「満蒙開拓平和記念館セミナー棟」の増築に対して寄付金を届けたことをお話されています。「前回の満蒙開拓平和記念館の建設、今回のセミナー棟の建設に寄付したこと…

2月19日(水)小諸市立美南ガ丘小学校で講演「子どもと向き合う教職員の人権感覚、そしてハンセン病問題について」

年度末の過密な日程の中、貴重な時間をいただきました。ハンセン病問題について、私清水の狭量な人間性では語れないことが多いのですが、先生方が私の話以上に受け止め考えてくださったことに感謝。

2月1日(土)「ハンセン病に関するシンポジウム」(名古屋市東建ホール)に参加

黄光男(ファン・グァンナム)さんの講演、徳田靖之さん、斉藤貞三郎さん、藪本雅子さんの基調報告がありました。「当事者や家族の被害をつくり出してきたのは、社会の側の市民一人一人であることをあきらかにする」取組が改めて大事だと思いました。

1月22日(水)長野市立城山小学校の職員研修会講師をつとめました 

児童生徒に関わる教職員の不祥事について話しました。「クールセクハラ、わいせつ行為、盗撮、体罰・暴言、いじめへの不適切な対応等、言葉を換えれば、人権侵害と言われるものばかりです。不祥事を起こすなよーと校長先生が注意喚起するのも大事ですが、本…

 1月22日(水)長野・上水内校長会を訪問 「第72回全国人権・同和教育研究大会(新潟大会) への参加のお願いをしました

「三重大会には全国から1万1千人以上の参加がありました。なぜ多くの人が参加するのか。どの学校でも難しさを感じている課題について正面から向き合い、具体的な実践が報告される研究大会だからです。三重大会では108本のレポートが報告されましたが、部落問…

1月21日(火)「ハンセン病市民学会全国交流集会in長野」開催地実行委員会 阿部知事訪問

伊波敏男さん、訓覇浩さんに同行して、阿部知事を訪問し、交流集会への出席についてお願いをしました。知事からは「隔離政策の一端を担った県として改めてお詫びする」という言葉や、県の検証会議報告書にある伊波さんの提言についてご自身の考えを述べたり…

1月18日(土)全人教第3回研究企画委員会に出席

配布された三重大会(第71回全国人権・同和教育研究大会)の分科会の報告冊子には、長野県の山屋さんの報告について、「結婚差別の取組を風化させないために教材化し、小中学校で学習が行われている」「解放子ども会での学びは差別をなくす生き方の学び」と…

1月16日(木)「ハンセン病に係る偏見差別の解消に向けた協議(第2回)」を傍聴

会場は厚生労働省。厚労省、法務省、文科省、元患者の方々、家族訴訟弁護団出席の協議を傍聴しました。ハンセン病療養所入所者のホテル宿泊拒否事件について協議がありました。 徳田弁護士からは「50年前の黒髪小学校事件と比較し、偏見差別がどう変化し、変…

1月15日(水)伊波敏男さんと徳田靖之弁護士との初めての対談

ハンセン病市民学会が今年5月に長野で開催しようとしている全国交流集会の事前の会で、お二人が約20年ぶりに再会することから、急きょ実現しました。弁護士として強制隔離政策の違法性を訴え裁判でたたかってきた徳田さんの人生と、裁判の20年以上前か…

12月22日(日)子どもの姿を語ろう会に参加

Tさんからは、全国・人権同和教育研究大会に参加した理由を話す中で、「同和教育は、同和地区があるところがやる学習でしょ。私たちのところはそういう地区がないから‥」という他県で教職についている友人に言われた言葉について「それは間違っている」とい…

「多様性」や「ダイバーシティ」はすぐそこにある現実

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を読み終えた翌朝、偶然なのか、ちゃんと目に留まるようになったのか、新聞の切り抜きがぽろっと出てきました。朝日新聞折々のことば2019.11.17『「多様性」や「ダイバーシティ」はこれから目指すべき目標な…

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を読んで

英国で生活する著者が中学生になった息子の日常を綴った内容。「多様性は、うんざりするほど大変だし、めんどくさいけど、無知をへらすからいいことなんだと母ちゃんは思う」という母ちゃんの言葉や「僕は、人間は人をいじめるのが好きなんじゃないと思う。‥…

伊波敏男さんへのインタビューがアップされました

山岡淳一郎さんのFacebookで、伊波敏男さんへのインタビューNo.3がアップされました。クリオン虹の会のHPでも見ることが出来ます。 ハンセン病を生きるNo.1 米軍政下の沖縄から決死の脱出 ハンセン病を生きるNo.2 カミングアウトの苦闘 ハンセン病を生きるNo…