1月22日(水)長野市立城山小学校の職員研修会講師をつとめました 

 児童生徒に関わる教職員の不祥事について話しました。
「クールセクハラ、わいせつ行為、盗撮、体罰・暴言、いじめへの不適切な対応等、言葉を換えれば、人権侵害と言われるものばかりです。不祥事を起こすなよーと校長先生が注意喚起するのも大事ですが、本来、教職員は人権について社会に啓発する立場です。急がば回れで、教職員自身が、自らの人権感覚を磨き、主体的に行動することが大切だと思います。
 一旦教員による子どもたちへのわいせつ行為が起きると、その学校は信頼を失い、通常の教育活動の中でも先生たちは保護者に正論を言いにくくなります。やがて学校が大荒れになります。先生たちは血の涙を流すような取り組みを続けます。どのくらい続くかというと、学校が落ち着くのに10年かかります。そして、被害を受けた子どもたちへの長期にわたるフォローは、ほとんどできていない現実があります。これが一番申し訳ないことです。」