12月22日(日)子どもの姿を語ろう会に参加

 Tさんからは、全国・人権同和教育研究大会に参加した理由を話す中で、「同和教育は、同和地区があるところがやる学習でしょ。私たちのところはそういう地区がないから‥」という他県で教職についている友人に言われた言葉について「それは間違っている」ということが出来なかったことが語られた。

 Iさんからは、不登校となったKくんと一緒に9カ月間歩んできたことが報告された。Iさんの誕生日の日、生徒たちは授業用のホワイトボードにメッセージを書いて黒板に貼ってくれた。その中にKくんからのメッセージもあった。級友が依頼したそうだ。Iさんは、うれしさとK君への申し訳なさで心がいっぱいになる。

 本気で自分に向かい、生徒に向き合っているTさんとIさんの話を聞きながら、私は自分の姿を思い出していた。昨年の今頃、掃除をしないでイスにふんぞり返っている子にイラっとしていたら、支援の先生が「あの子、お母さんにぞうきんを持っていきたいって言えてないんじゃないの?」と話してくれたことがあった。

 子どもの姿を語ろう会は、自分の中にある霧が晴れていく会です。