『あけぼの 人間に光あれ』の改訂作業 こんなことをしています

 メールや電話を使って資料の掲載依頼をお願いしながら、同時に、現在『あけぼの』に掲載されている内容を見直しています。
 例えば、ハンセン病問題については、体の一部が変形したりする後遺症が残ったので、恐ろしい病気として隔離施設に送られたと受け取られてしまう記述があります。
 熊本地裁は「社会一般の伝染に対する恐怖心はそれほど強いものではなかった。…患者の自宅等が予防服を着用した保健所職員により徹底的に消毒するなどしたことが、ハンセン病が強烈な伝染力をもつ恐ろしい病気であるとの恐怖心をあおり、…ことごとく隔離しなければならないという偏見を多くの国民に植え付け…」と、「無らい県運動」の影響の大きさを指摘しています。

 国賠訴訟の判決文を読んだりして記述を修正し、さらに、中学生に伝わる文章にする作業となります。うーん…難しい。