ハンセン病問題 できるところから

 徳田靖之弁護士が、NHKハートネットTVで次のことを話されていました。(特に印象に残った話の要約です)
 正しい知識を普及する、ハンセン病は恐ろしい病気ではないということをいくら繰り返しても、差別はなくならない。ハンセン病の元患者や家族は差別されても仕方がないという社会構造が出来ている。社会構造をどう打ち壊していくかということを正面に据えるべき。2つのことが大事。1つは、社会構造を作ってしまった国の責任をあらゆる場面で国が繰り返し明らかにする取組が何をおいても大事。2つめが、社会構造を構成している私たちが、どのような加害責任を負ってきたのか、ひょっとしたら自分は加害者ではなかったのかと、自分自身の生き方の問題としてハンセン病問題にどうかかわるべきか、考えてくれる人がどのくらい増えていくか。これが社会構造を変えていくうえで大事。

 来年5月に長野で開催予定のハンセン病市民学会全国交流集会は、特に2つめの取組にかかわる貴重な機会になると思っています。