満蒙開拓平和記念館事務局長の講演を聴く

6月23日(木)、下諏訪総合文化センターにおいて南信地区の社会人権教育研修会が南信教育事務所主催で開催されました。午後の分科会で話をしてほしいとの依頼がありましたが、午前中に「人権を考える〜満蒙開拓の歴史から〜と題して三沢事務局長さんからのご講演をお聴きすることができました。満蒙開拓の歴史を知れば知るほど、満蒙開拓と向き合うことの難しさ、扱うことの難しさを知ることができました。阿智村にある満蒙開拓平和記念館ができて3周年とのこと。やっと、満蒙開拓のことが語れるようになった、扱えるようになったようです。被害者でありながら加害者である現実。非常に複雑な人間関係の中、心を痛めてきた、そして、現在も心を痛めている多くの方々がいる事実と向き合っていかなければならない。そして、その方々と関わり、つながっていかなければならない現実があります。約3万8千人という全国でも飛びぬけた人数を満蒙開拓に送り出した長野県です。多くの仲間と学び合いたいと強く感じました。