6月29日、信濃教育会教育研究所研究発表会と五十嵐美智恵さんの講演会に参加

 会場は須坂市立日野小学校でした。教育研究所の佐伯所長が、研究紀要の中で『子どもが暴力を振るったり、ものを壊したりするのは、「自分の存在を認めてほしい」という「自己存在性の訴え」であったり「自分だって、外界に“変化”をもたらせる」という「自己原因性の訴え」であったりします。」と書かれていました。研究発表では、課題をかかえたどもたちに対する先生たちの真摯な取組と変わっていく子どもたちの様子を知ることができました。全国人権・同和教育研究大会でのレポート発表も十分考えられるなと思いました、。

 午後、信毎ふれあいネット長野本社で「引きこもりで悩まれている方に」という演題で五十嵐美智恵さんの特別講演会がありました。参加者は80名ぐらい。教育関係者は少なく、当事者の家族や支援の方たちがほとんどという感じでした。「引きこもりは心の閉鎖であり、心の閉鎖は、誰でも毎日、1分1秒瞬間を取り出せば誰でもなっている。」という話から始まり、自分のこととしてお聴きすることができました。当事者の家族の方々から、いくつも切実な質問がでました。今ある厳しい現実を実感しました。