部落解放研究第45回全国集会に行って来ました

全国から数千人が岐阜市に集結し、3日間開催された集会に、2日間だけですが、参加してきました。その中で、第3分科会の阿久澤麻理子(あくざわまりこ)さん(大阪市立大学)の問題提起が非常に強く訴えるものがありました。人権教育の対象として、「市民」から「責務の保持者」(教員・教育者、法執行者、公務員、軍関係者等)の研修が必要なのに日本では強化されていない。行政は、「市民の権利を実現する責務の保持者」であるはずが、「人権教育を実施する責務の保持者」に限定されがちな現状。明快で無駄のない提案は一言一言胸に落ちて全面的に納得できるすばらしい内容でした。
さて、明日、長野市中央隣保館に全人教東日本ブロック(東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬)の皆さんを迎えて開催する実践交流会。新潟県からの参加者もいて、充実したレポート検討会になりそうです。